今年の8月に開幕する札幌国際芸術祭2017のモエレ沼公園会場では、宇宙の文化芸術活用を推進するARTSATプロジェクトと札幌市資料館を拠点に継続的な活動を行なっているSIAFラボのコラボレーションにより、モエレ沼公園を舞台とした新作《Sculpture to be Seen from Space, Improvisation to be Heard from Space. 宇宙から見える彫刻、宇宙から聞こえる即興演奏》を発表します。
このプロジェクトでアーティスティックディレクターを担当する平川紀道の作品プレビューを、世界中から多くの人が集まる冬季アジア札幌大会の開幕に合わせ、モエレ沼公園の雪倉庫で実施します。
《datum》は、平川が現在取り組んでいる高次元空間における美をテーマとした映像と音響によるインスタレーションです。今回は、モエレ沼公園で実際に作家が撮影した画像データを使用し、最新作として発表します。3次元空間を生きる私たちは、平川が画像データと計算によって作り出す6次元の造形を観ることで、何を知覚することが出来るでしょうか。
本展開催にあわせてメディアアーツ都市の展望を示すトークイベントも行います。
メディアアートの先端を走る作家の活動を観る貴重な機会です。ぜひご高覧ください。
| アーティスト
平川 紀道 NORIMICHI HIRAKAWA
コンピュータ・プログラミングによるリアルタイム処理を用いた映像音響インスタレーションを中心とした作品群を国内外の美術展、メディアアート・フェスティバルで発表。2004 年度文化庁メディア芸術祭優秀賞、 アルス・エレクトロニカ 2008 準グランプリ受賞。池田亮司、大友良英、三上晴子らの作品制作への参加、Typingmonkeys としてのライヴ・パフォーマンス、ARTSAT プロジェクト(衛星芸術プロジェクト)におけるアーティスティック・ディレクションなど、活動は多岐に渡る。
http://counteraktiv.com
| クロージングトーク
「アート&サイエンスとしてのメディアアート」
*参加無料、当日受付
日時:2月19日(日)13:00~14:30
第1部 レクチャー「メディアアートの現在」
久保田晃弘(ARTSAT × SIAFラボ 代表/多摩美術大学教授)
第2部 鼎談 「アート&サイエンスとしてのメディアアート」
坪井 あや (東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構)
久保田 晃弘(ARTSAT × SIAFラボ 代表/多摩美術大学教授)
平川 紀道(本展アーティスト)
クロージングトーク詳細はこちらをご覧ください
→http://moerenumapark.jp/siaf2017_datum_closingtalk/
| アーカイブ
2017年2月16日[木]-19日[日]