モエレ沼公園は、札幌市の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという「環状グリーンベルト構想」における拠点公園として計画された札幌市の総合公園です。1982(昭和57)年に着工し、2005(平成17)年に グランドオープンしました。基本設計は世界的に著名な彫刻家イサム・ノグチが手がけ、「全体をひとつの彫刻作品とする」というコンセプトのもとに造成が進められました。
広大な敷地には幾何学形態を多用した山や噴水、遊具などの施設が整然と配置されており、自然とアートが融合した美しい景観を楽しむことが できます。春にはサクラが咲き、夏には水遊び場や噴水など札幌のさわやかな夏を彩る施設がオープン。秋には紅葉、冬は一面の雪景色の中でクロスカントリースキーやソリ遊びが楽しめるなど、四季折々の魅力を持った公園です。
また、ゴミ処理場の跡地を公園化したことや、屋内施設であるガラスのピラミッドに地域固有の自然エネルギーである雪を活用した冷房システムを導入していることから、自然環境保全の観点からも注目を集めています。
所在地 | 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1 |
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休園日 | なし(但し、各施設はそれぞれ休業日あり) |
入場料 | 無料 |
駐車料 | 無料 |
面積 | 約188.8ヘクタール(内陸部100ヘクタール) |
種別 | 総合公園 |
遊具施設 | イサム・ノグチデザインの遊具126基:スウィング(ブランコ)、スライドマウンテン(すべり台)、砂場、ジャングルジム、オクテトラ、プレイスカルプチャーなど |
樹木・草花 | サクラ(エゾヤマザクラを中心に約1,600本) |
東口ゲート(中福移幹線・三角点通側) | 通年開放 | 7:00-22:00(入場ゲートは21時まで) |
西口ゲート(伏古拓北通側) |
4月20日-11月20日 | 7:00-19:00 |
南口ゲート(雁来篠路連絡線・テニスコート側) | 4月16日-11月20日 | 7:00-19:00※ |
※スポーツ施設の予約状況によって時間外開放あり。
アイヌ語の「モイレペッ」(意:静かな水面・ゆったりと流れる)を由来とした地名「モエレ沼」から公園名がつけられています。
2003(平成15)年に開館したガラスのピラミッドは、モエレ沼公園の中心的な施設です。多くの市民に愛され、親しまれることを目的として、2002(平成14)年秋に愛称募集を行ったところ、全国から2,340件の応募がありました。その中から、呼びやすく、暖かさの感じられる言葉であるとして、「HIDAMARI」がガラスのピラミッドの愛称として選定されました。
国内外から1,795件の応募があり、この名称に決定しました。