誰でも人工衛星が作れる時代が到来しようとしています。 市民テクノロジーを使い、宇宙を音楽や美術といった文化活動に利用するプロジェクトによって、モエレ沼公園と宇宙を映像と音楽でつなぐ気球を成層圏まで打ち上げるアートイベントを開催します。もっとも日の長い夏至の日の2日後に、幅広くアートやこれまでの取り組みを紹介するレクチャーと、感覚を研ぎ澄ますことで宇宙に手がとどくような芸術体験を用意して、モエレ沼公園でお待ちしています。
3年に1度開催する札幌国際芸術祭(*1)に向けて、芸術祭事務局では、次回のSIAFでも多くの方に楽しんでいただけるように、現代アートやメディアアートに親しみをもってもらうプログラムを市内各所で順次開催していきます。
また、2015年から活動しているSIAFラボ(*2)は、活動を一新し、本格的に開発や研究の取り組みを始めます。
そのスタートとなるのがこの夏至祭です。
これまでSIAFラボは、宇宙の文化芸術活用を推進するARTSATとともに、SIAF2017のモエレ沼公園内ガラスのピラミッド内で展示・紹介されたspace-moereプロジェクトに取り組んできました。SIAF2017終了以降もこのプロジェクトは続行中で、このプロジェクトのハイライトとなるのが成層圏気球の打ち上げです。
SIAFラボメンバー曰く、なんでも札幌の夏至の日は、日が長く、天候が良い日が多く、風も強くないため、気球を飛ばすのに適しているということです。
そのため夏至の2日後となる23日、プログラム後半には、ライブイベントの目玉として「気球」の放球を実施します。是非間近で成層圏まで届く気球をご確認ください。
2018年6月23日[土曜日]