2月16日から19日まで開催する展覧会「札幌国際芸術祭2017 アーティストプレビュー 平川紀道 《datum》」の関連企画としてクロージングトークを開催します。
第1部:レクチャー「メディアアートの現在」
久保田晃弘( ARTSAT×SIAFラボ 代表/多摩美術大学教授)
第2部:鼎談「 アート&サイエンスとしてのメディアアート」
坪井 あや( 東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構)
久保田 晃弘( ARTSAT×SIAFラボ 代表/多摩美術大学教授)
平川 紀道( 本展アーティスト)
|講演者プロフィール
久保田晃弘 KUBOTA Akihiro
1960 年生まれ。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授・メディアセンター所長。SIAF コミッティーメンバー。世界初の芸術衛星と深宇宙彫刻の打ち上げに成功した衛星芸術プロジェクト(ARTSAT.JP) をはじめ、バイオメディア・アート(BIOART.JP)、自然知能と知能の美学、ライブ・コーディングと自作楽器によるサウンド・パフォーマンスなど、さまざまな領域を横断・結合するハイブリッドなメディア芸術の世界を開拓中。芸術衛星1 号機の「ARTSAT1:INVADER」でARS ELECTRONICA2015 HYBRID ART 部門優秀賞をチーム受賞。「ARTSAT プロジェクト」の成果としてメディア芸術部門で、平成27 年度(第66 回)芸術選奨大臣賞を受賞。著書や監修・監訳した書籍に「消えゆくコンピュータ」「ポスト・テクノ( ロジー) ミュージック」「FORM+CODE―デザイン/ アート/ 建築における、かたちとコード」「ビジュアル・コンプレキシティ―情報パターンのマッピング」「スペキュラティヴ・デザイン―未来を思索するためにデザインができること」などがある。
坪井あや TSUBOI Aya
1975年生まれ。立教大学社会学部、Chelsea College of Art卒業。Artist-run公募展「Ongoing」を共同主催、4畳半の私設美術室「谷中ホテル」を不定期開室。2009年からKavli IPMU。Kavli IPMUにてArtist in Residenceプログラム、科学者と哲学者による一般向け講演会「起源への問い」「宇宙観の東西」、私的見解をパブリックな場で発言しづらい研究者がアーティストとじっくり話をするための設え「サイエンス温泉」など、サイエンスにアート/哲学を持ち込み両者が対等に交流する様々なパブリックプログラムを企画実施。サイエンスとアート/哲学の布置を非専門家の立会いのもと再考することで新たな人間像を伴う包括的な理念の形成を目指す。
平川紀道 HIRAKAWA Norimichi
コンピュータ・プログラミングによるリアルタイム処理を用いた映像音響インスタレーションを中心とした作品群を国内外の美術展、メディアアート・フェスティバルで発表。2004 年度文化庁メディア芸術祭優秀賞、 アルス・エレクトロニカ 2008 準グランプリ受賞。池田亮司、大友良英、三上晴子らの作品制作への参加、Typingmonkeys としてのライヴ・パフォーマンス、ARTSAT プロジェクト(衛星芸術プロジェクト)におけるアーティスティック・ディレクションなど、活動は多岐に渡る。
※本事業は札幌国際芸術祭2017アーティストプレビュー
平川紀道《datum》の関連企画です。
本展についてはこちらをご覧ください
→http://moerenumapark.jp/siaf2017_datum/
2017年2月19日[日]