山伏・坂本大三郎が気鋭のダンサー大久保裕子、島地保武と生み出す
自然と人間とを結びつける「ものがたり」。
古来から続く芸能とマツリの歴史を現代の世界へとひらいていく新作ダンス公演。
脚本・出演・アートワーク: 坂本大三郎
演出・振付・出演: 大久保裕子
振付・出演: 島地保武
音楽: 蓮沼執太
*本事業は展覧会「ホーリー・マウンテンズ 内なる聖山へ続く3本の足跡」のオープニングイベントです。
「もの」とは古い時代、自然の中に宿っている霊的なものをあらわす言葉だったと考えられている。
しずかに佇んでいる存在「もの」。彼らの言葉に耳を傾け、言葉を語ることが「ものがたり」であり、ものがたる祭りを執り行う者の動きから原初のダンスが生まれてきた。
震災や原発事故によって人々は自然の猛威にさらされ、今後、自然との関係をいかに作り上げていくかが大きな問題として浮上している。
原初の信仰ではマツリの場においてダンスやウタといった芸能によって自然と人は結びつき、あるいは生と死の循環がおこなわれると信じられていた。
宗教や信仰が解体しつつある現代において、私たちは新たに自然と人をむすびつけるものがたりを見つけ出さなければならない。そこにはきっと自然と人の関係を結び、生と死が循環するマツリの場が出現しているのだろうと思う。
―坂本 大三郎
○出演
|島地保武 SHIMAJI Yasutake 1978 年長野県生まれ。日本大学芸術学部演劇学科卒業。2004年より金森穣が率いるNoismに所属。2006年にはウィリアム・フォーサイス率いるザ・ フォーサイス・カンパニー(ドイツ)に入団。2013年、酒井はなとのユニットAltneuを結成。2015年からは日本を拠点に活動を開始し、 Shimaji Projectとして『glimpse ミエカクレ』(原美術館)、『身奏/休息』(神奈川近代美術館葉山)を発表。2015年より資生堂第七次椿会のメンバーでもある。 http://shimaji.jp |
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○音楽
|蓮沼執太 HASUNUMA Shuta |
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○フライヤー
2016年7月23日[土]