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HOKKAIDO PHOTO FESTA 2025 現代写真フォーラム 「見えない世界を視る-アートの未来北海道-」

HOKKAIDO PHOTO FESTA フォーラム

HPF2025の現代写真フォーラムでは、共通テーマ『見えない世界を視る』から出発し、「写真性」、すなわち「視る」とは何かを考察します。ケーススタディとして、視覚的な痕跡が残されていない明治時代の囚人道路を扱ったプロジェクト“Your eyes are our eyes”を取り上げ、いくつかの問題提起を行います。たとえば、被写体が明確でない写真や、解説文(キャプション)のない作品は、果たして写真作品として成立するのか。また、作者の生育歴に根ざした「美意識」を写真作品にどのように反映できるのか、という点についても問いかけたいと考えています。
北海道の歴史と写真を重ね合わせることで、「視る」という行為そのものを再考し、現代写真への接続の可能性を探ります。

◎登壇者
清水 穣 SHIMIZU, Minoru

批評家、同志社大学教授。1995年『不可視性としての写真 ジェームズ・ウェリング』で第一回重森弘淹写真評論賞受賞。主な著訳書:『白と黒で:写真と・・』(現代思潮新社、2004年)、『写真と日々』(同2006年)、『日々是写真』(同2009年)、『プルラモン 単数にして複数の存在』(同2011年)、『デジタル写真論 イメージの本性』(東京大学出版会、2020年);『シュトックハウゼン音楽論集』(現代思潮新社、1999年);『ゲルハルト・リヒター 写真論/絵画論』(淡交社、増補改訂版2005年)など。

酒井広司 SAKAI, Kouji
1960年余市生まれ、札幌在住。グレイトーンフォトグラフス有限会社代表。1970年代より北海道を撮影対象に写真を制作。1980年東京工芸大学短大部写真技術科卒。「夏の消失点」にて第1回フォックスタルボット賞入賞。第30回写真の町東川賞特別作家賞受賞。第1回札幌国際芸術祭連携企画展「表出する写真、北海道」企画担当(NPO法人北海道を発信する写真家ネットワーク)。2016年北海道文化奨励賞受賞。2023年第39回写真の町東川町国際フォトフェスティバル野外写真展出品。2024年札幌国際芸術祭連携企画「Future In The Past」展出品(旧永山邸)。

大橋英児  OHASHI, Eiji
1955年稚内市生まれ、札幌在住。京都芸術大学大学院修了(MFA)。2008年より自販機を題材とするシリーズ「Roadside Lights」を展開し、国内外で個展を開催。2020年からは新プロジェクト「Your eyes are our eyes」に着手。著書に『Roadside Lights』『Being There』などがあり、作品は札幌芸術の森美術館や東川文化ギャラリーに収蔵。2018年に写真の町東川賞特別作家賞を受賞するなど国際的に評価されている。

Information

開催日:

2025年12月7日[日曜日]


開催時間:
14:00-16:00

会場:
ガラスのピラミッド1F スペース1

参加費:
500円

主催:
HOKKAIDO PHOTO FESTA2025実行委員会

共催:
公益財団法人札幌市公園緑化協会

お問い合わせ:
HOKKAIDO PHOTO FESTA実行委員会
hpf.sapporo@gmail.com

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