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鼓動する日本画 ―ガラスのピラミッド開館10周年記念協賛企画

膠(にかわ)で岩絵具を溶き、描き出す日本画の世界。
絵画の歴史の浅い北海道に在住しながら、北海道内だけでなく中央画壇に挑戦する若き日本画家たちがいます。
もがきながら自らに挑む作品には、喜びや苦悩も内包されています。
油彩画とは一味違う現代日本画の世界を、ガラスのピラミッド開館10周年協賛企画としてご紹介します。

※本展終了後は、岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館、木田金次郎美術館/岩内町を巡回します。


○作家プロフィール

蒼野甘夏《Escualo》部分 2011
蒼野甘夏《Escualo》部分
2011

蒼野甘夏 AONO Amanatsu

1973年新篠津村生まれ。札幌市在住。
1993年北海道女子短期大学工芸美術科グラフィックデザインコース修了。伝統的な描法を用いて身近な動植物や人などをモチーフに描いた作品を発表している。
これまで参加した主なグループ展は「VOCA展」上野の森美術館(東京/2013年)、「風景の気配」新宿眼科画廊(東京/2012年)、「nine colors VI」渋谷西武美術画廊(東京/2012年)、「Yong Artist Japan IV」ラフォーレ・ミュージアム(東京/2011年)、「JRタワー・アートプラネッツ 織姫たちのスイーツアート」プラニスホール(札幌/2011年)、「第30回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」東郷青児美術館(東京/2011年)。2012年、2011年個展多数。2011年、2010年、2009年道展入選。北の日本画展会員。

朝地信介《はざまにすむもの》 2011
朝地信介《はざまにすむもの》
2011

朝地 信介 ASACHI Shinsuke

1976年函館市生まれ。札幌市在住。
北海道教育大学札幌校入学の1994年から日本画に取り組み、主に北海道でグループ展、個展を中心に活動。最近は、目に見えて存在するものの中にある人間には認識できない領域、微小な世界に興味を持ち制作・発表を行っている。
これまで参加した主なグループ展に「Born in HOKKAIDO」北海道立近代美術館(札幌/2007年)、「日本画の「現在」展」スカイホール(札幌/2008年)、「北の日本画・新たなる萌芽」網走市立美術館(網走/2009年)、「VOCA展2010」上野の森美術館(東京/2010年)、「JRタワー・アートプラネッツ2010」「同2012」プラニスホール(札幌/2010年・2012年)、「500m美術館オープニング記念展」500m美術館(札幌/2011年)。2005年、2007年、2010年、2011年に個展。創画展会友、道展会員、北の日本画展会員。

紅露はるか《samusara》 2010
紅露はるか《samusara》
2010
 

 紅露 はるか KOURO Haruka

1981年札幌市生まれ。札幌市在住。
2004年、北海道教育大学札幌校芸術文化課程美術コース日本画研究室を卒業。日常、生活する中で出会った景色とその時の自分の心情が合わさったものが作品に反映される。作品の多くは模様のある布を木製パネルに張って描いており、模様とその上から描いた絵が共鳴して新しい形となる事を目指している。
主なグループ展は「佐野妙子・紅露はるか2人展」4プラホール(札幌/2006年~2012年)、「にかわえ展」時計台ギャラリー(札幌/2007年~2011年)、「札幌美術展 パラレルワールド冒険譚」札幌芸術の森美術館(札幌/2012年) 。主な個展は「aoiro」this is gallery(札幌/2002年)、「富樫はるか個展」さいとうGallery(札幌/2008年)、「snow field -紅露 はるか-」ギャラリーHANA下北沢(東京/2012年)。北の日本画展会員。*富樫は旧姓。

西谷正士 《 郷 》 2010
西谷正士 《 郷 》
2010

西谷 正士 NISHITANI Masashi

1963年石川県金沢市生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。
1992年に生まれ育った金沢を離れ、平取町、余市町、登別市と移り住み、現在は札幌市在住。2002年、北海道在住10年を経て、第77回道展に初出品。本格的な日本画の制作を再開させた。グループ展を中心に、地図にもなく、あまり人の踏み入らない、寂しげで忘れ去られそうな風景を題材として制作活動を続けている。
これまで参加した主なグループ展は、「CHC10周年記念展」大同ギャラリー(札幌/1997年)、「第19回北の日本画展」スカイホール(札幌/2004年、以降毎年出品)、「日本画の「現在」展」スカイホール(札幌/2008年)、「JRタワー・アートプラネッツ2010」プラニスホール(札幌/2010年)。道展会員、北の日本画展会員。

平向功一《午後の訪問者》 2010
平向功一《午後の訪問者》
2010

 平向 功一 HIRAMUKAI Kouichi

1964年函館市生まれ。札幌市在住。
物語や寓話などを題材にしたり、私たちが生きている世界とは別に同時進行しているかもしれない世界(パラレルワールド)をテーマに日本画を制作する。
これまで参加した主な展覧会は、「北海道現代具象展」(札幌他北海道内各地/2007年~)、「北の日本画・新たなる萌芽」網走市立美術館(網走/2009年)、「パラレルワールド冒険譚」札幌芸術の森美術館(札幌/2012年)など。
北海道銀行文化奨励賞(1999年)、教育美術 佐竹賞(2007年)、札幌市文化奨励賞(2008年)、日本美術家連盟会員、社団法人創画展会友、北海道美術協会会員。

吉川聡子《唄ウヨウニ歩ク》 2008
吉川聡子《唄ウヨウニ歩ク》
2008

 吉川 聡子 YOSHIKAWA Satoko

1968年斜里町生まれ。札幌市在住。
1991年北海道教育大学札幌分校特別教科(美術・工芸)を卒業。人物をモチーフに日常の中の記憶を1つの情景として日本画を制作している。
これまで参加した主なグループ展に「第26回損保ジャパン美術財団選抜奨励展」損保ジャパン東郷青児美術館(東京/2007年)、「JRタワー・アートプラネッツ2010」プラニスホール(札幌/2010年)、「札幌美術展Living Art-日常-」札幌芸術の森美術館(札幌/2011年)、「北海道現代具象展」札幌時計台ギャラリー(札幌/2012年)など。2004年、2008年、2009年、に個展。道展会員、北の日本画展会員。

※掲載作品は出品作品とは異なる場合があります。

○関連プログラム

ワークショップ 「巨大龍図を描く」

ワークショップ本展出品作家の平向功一さんが講師となり、参加者全員で墨を使って巨大な龍図を描きます。

開催日時:2013年5月12日(日) 9:30~12:30
講師:平向 功一 (日本画家・本展出品作家)
参加費:1000円 
参加対象:どなたでも(小学生以下は保護者同伴) 
定員:先着30名 要予約 申込み開始4月16日(火)から
会場:ガラスのピラミッド1F SPACE1
*汚れても良い服装でお越しください。作品は、当日19:00まで展示いたします。

出品作家によるギャラリートーク

ギャラリートーク開催日時:2013年5月19日(日)14:00~15:00
参加作家:蒼野甘夏、朝地信介、紅露はるか、西谷正士、平向功一、吉川聡子
会場:展覧会場(ガラスのピラミッド2F SPACE2)
参加:無料

Information

開催日:

2013年5月10日[金]-19日[日]


開催時間:
9:00-19:00
会場:
モエレ沼公園ガラスのピラミッド2F SPACE2
(北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1)
料金:
無料
主催:
鼓動する日本画展実行委員会
共催:
公益財団法人北海道文化財団
公益財団法人札幌市公園緑化協会
後援:
北海道、北海道教育委員会
札幌市、札幌市教育委員会
お問い合わせ:
モエレ沼公園管理事務所
TEL: 011-790-1231
FAX: 011-792-2595
イベント申込みフォーム:
http://moerenumapark.jp/event/?p=618

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