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札幌国際芸術祭2017ビジュアルイメージ

札幌国際芸術祭2017モエレ沼公園会場
展覧会「RE/PLAY/SCAPE」

札幌国際芸術祭2017のモエレ沼公園会場では、公園の象徴であるガラスのピラミッドを拠点として、モエレ沼公園の歴史と彫刻家イサム・ノグチの視点を現代につなぐプロジェクトを展開します。屋内空間では大友良英+青山泰知+伊藤隆之による百台以上もの中古のレコードプレーヤーを使用した作品《without records》の新作をモエレ沼公園バージョンとして発表。本作を中心に、さまざまな作家がコラボレーションします。松井紫朗による有機的な構造であるバルーン状の彫刻作品や、かつて公園が不燃ゴミの最終処分場であったという歴史に焦点をあてた伊藤隆介によるジオラマの映像作品、それに呼応するように配置されるナムジュン・パイクのアートロボット《K-567》など、それぞれが少しずつ関わり合いながら、モエレ沼公園という場をひもといていきます。

また、ARTSAT×SIAFラボは、宇宙の入口である成層圏をフィールドに作品を発表。ノグチが公園設計に込めた宇宙規模のコンセプトをテレコーディングという手法で作品化します。大黒淳一×SIAFラボは、会場内の風や温度などの環境データを利用した音響彫刻を屋外で展開。これらの技術開発は、継続的に活動を行っているSIAFラボのテクニカルチームが支えます。ノグチの生み出した壮大な彫刻作品の中でこれらの作品に対峙することで、言語が紡ぎ出す世界の外側にある、未知の感覚を体験することができるでしょう。

ノグチのインスピレーションに満ちたこの場(=Playscape)が、今を生きる作家のインスピレーションによって新たに再生(=Replay)される。モエレ沼公園が新しい創造の舞台となります。

《モエレ沼公園》1982-2005年 イサム・ノグチ基本設計(1988年)

《モエレ沼公園》1982-2005年 イサム・ノグチ基本設計(1988年)


○アーティストプロフィール

ARTSAT × SIAFラボ 〈日本〉  ARTSAT × SIAF LAB.
「衛星はメディアである」をモットーに、宇宙の文化芸術活用を推進するプロジェクトARTSAT:衛星芸術プロジェクトは、2010年、多摩美術大学と東京大学のコラボレーションから活動開始。2014年2月、世界初の芸術衛星《ARTSAT1: INVADER》の打ち上げに成功し、続く同年12月には「はやぶさ2」との相乗りで、地球の引力圏を脱出する深宇宙彫刻《ARTSAT2:DESPATCH》を惑星軌道に投入し、最遠で470万km(月までの距離の約12倍)からの電波の受信に成功した。2015年アルスエレクトロニカでHYBRID ART部門優秀賞をチーム受賞。平成27年度芸術選奨大臣賞(メディア芸術部門)を久保田晃弘が受賞。
今回のSIAF2017では、久保田晃弘(リーダー)、堀口淳史、中澤賢人、宇佐美尚人、橋本論らが参加し、SIAFラボの小町谷圭、船戸大輔、金井謙一、石田勝也らと共同でプロジェクトチームを結成する。また、展示のアーティスティックディレクターには平川紀道、さらにサウンドやプログラミングで矢坂健司、田所淳、藍圭介らが参加することが追加決定している。
http://space-moere.org/

伊藤 隆介〈日本〉 ITO RYUSUKE
1963年札幌市生まれ。映像作家・美術作家。映像メディアの物質的な特性をテーマに、 映画フィルムを産業的廃材としてコラージュ、モンタージュする実験映画、ミニチュア・セットと撮影映像を 並置、比較するビデオ・インスタレーションなどを制作している。主な個展に「天神洋画劇場」(三菱地所アルティアム、2016年)、「All Things Considered」(札幌宮の森美術館、2014年)、「Cinema 2.0: Ryusuke Ito’s Cinematic Machine」(香港アートセンター、香港、2011年)など。国内外での映画上映は多数。また、1980年代から村雨ケンジ名義でマンガ批評やサブカルチャーについての評論も数多く執筆している。
http://www.ne.jp/asahi/r/ito/indexjpn.html

大友 良英+青山 泰和+伊藤 隆之 OTOMO YOSHIHIDE+AOYAMA YASUTOMO+ITO TAKAYUKI
大友 良英〈日本〉 OTOMO YOSHIHIDE
1959年横浜市生まれ。音楽家。実験的な音楽からジャズやポップスの領域までその作風は多種多様、その活動は海外でも大きな注目を集める。また映画やテレビの劇伴作家としても数多くのキャリアを有する。近年は「アンサンブルズ」の名のもと、さまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、一般参加型のプロジェクトにも力を入れている。東日本大震災後は十代を過ごした福島でプロジェクトを立ち上げ、現在もさまざまな活動を継続中。2012年、「プロジェクトFUKUSHIMA !」 の活動で芸術選奨文部科学大臣賞芸術振興部門を受賞。2013年、「あまちゃん」の音楽でレコード大賞作曲賞ほか数多くの賞を受賞している。
http://otomoyoshihide.com/

青山 泰知〈日本〉 AOYAMA YASUTOMO
1960年旭川市生まれ。仙台市在住。美術家として活動するほかに、ライブ、DJなどの音楽活動も行う。1995年から続く大友良英とのコラボレーションには、音楽ユニット「DJ TRANQUILIZER」やインスタレーション作品《without records》などがある。

伊藤 隆之〈日本〉 ITO TAKAYUKI
2003年、YCAMの開館準備室に着任。以降、数多くの作品制作に関わる。2009年、文化庁新進芸術家海外研修制度でニューヨークへ渡り、1年間滞在。ザッカリー・リーバーマンのもとで、オープンソースの視線検出ソフトウェア / ハードウェア「EyeWriter 2.0」の開発に携わる。帰国後は、YCAM InterLab R&Dディレクターとして、YCAMの研究開発プロジェクト全般のディレクションを担当。2015年、アーティスティック・リサーチ・フレームワークBCLに参加。

大黒 淳一×SIAFラボ〈日本〉  OGURO JUNICHI × SIAF LAB.
1974年札幌市生まれ。サウンドメディアアーティスト。実験音響とアンビエントのレーベル”43d”主宰。2006年、音楽の制作活動のために渡独。ヨーロッパ各地で商業音楽から音響空間設計まで幅広い作曲活動を行うようになる。その後北京オリンピックや上海万博のパビリオンの音楽を担当。サウンドアーキテクトとして音響建築プロジェクトに携わり、今冬にはゲストアーティストとしてドイツのZKMでプロジェクトを実施するなど活躍の幅を広げている。近年は、現代美術のフィールドで、新たな「音」の可能性を追求する作品を発表。本展では、SIAFラボから石田勝也、船戸大輔が参加し、システムの設計、ソフトウェアの開発を行い作品制作のサポートを行う。
http://junichioguro.com/
http://siaf.jp/siaflab/

ナムジュン・パイク〈韓国/米国〉 NAM JUNE PAIK
1932年京城(現在のソウル)生まれ、2006年マイアミで没。東京大学文学部美学・美術史科を卒業後、現代音楽を学ぶべく渡独。ジョン・ケージやジョージ・マチューナスとの出会いから、国際的な芸術運動フルクサスへと参加。1963年に世界初のビデオアート作品を発表。1964年にニューヨークへ渡り、《ロボット・オペラ》でシャルロット・モーマンと共演。1984年にはリアル・タイムで双方向通信を行うサテライト・アート《グッド・モーニング、ミスター・オーウェル》を発表。同年、東京都美術館で個展を開催。1993年第45回ヴェネツィアビエンナーレ金獅子賞受賞。2000年にはニューヨーク・グッゲンハイム美術館で大回顧展が開催された。

松井 紫朗〈日本〉 MATSUI SHIRO
1960年奈良県生まれ。京都市立芸術大学教授。1983年の初個展以来、多様な素材、ユーモアと理知を備えた独自の立体造形で、関西ニューウェイブを担う若手のひとりとして注目を集める。1991年よりシリコンラバーによる作品制作を開始。1997年にテント用の素材を使った大作《The Way to the Artwork is Through the Stomach》を発表後、ナイロン素材のバルーンを使ったサイトスペシフィックな作品を次々と展開。自然科学の原理を応用した作品で、人間の知覚や空間認識に揺さぶりをかける。JAXA(宇宙航空研究開発機構)との共同実験では宇宙での庭作りや、容器に詰めた宇宙空間の持ち帰りを試みる。2014年よりアートプロジェクト「手に取る宇宙 地上ミッション」を各地で展開している。
http://www.shiromatsui.com/

イサム・ノグチ〈米国〉 ISAMU NOGUCHI
1904年ロサンゼルス生まれ、1988年ニューヨークで没。英文学者で詩人の野口米次郎と、編集者で教師のレオニー・ギルモアとの間に生まれ、少年期を日本で過ごす。渡米して彫刻家を志したのち、アジア・ヨーロッパを旅して学び、パリでは彫刻家ブランクーシの助手を務めた。ニューヨークに拠点を定めてからは、彫刻家として活動するかたわら、家具のデザインや舞台美術の制作、庭園やプレイグラウンドなどのランドスケープデザインにまで及ぶ、幅広い活動を世界中で展開。第2次世界大戦後は自身のルーツである日本にも頻繁に訪れ、陶芸彫刻や、和紙を使った《AKARI》のデザインを生み出した。最晩年の1988年にはモエレ沼公園の公園計画に参加。ノグチが亡くなった後も計画は引き継がれ、2005年に「公園全体がひとつの彫刻作品」という世界でも類を見ないアートパークが完成した。

         
ARTSAT×SIAFラボ 《Sculpture to be Seen from Space, Improvisation to be Heard from Space. 宇宙から見える彫刻、宇宙から聞こえる即興演奏》イメージ図   伊藤隆介《 Realistic Virtuality (Field Watcher)》2014年   大友良英+青山泰知+伊藤隆之《without records – mot ver. 2015》 2015年  撮影:丸尾隆一
         
大黒淳一《ハルモニア》2012年   ナムジュン・パイク《K-567》 1993年 写真提供:ワタリウム美術館   松井紫朗《Channel Ⅰ》 2006年 Photo: Volker Doehne

上段左から:
ARTSAT × SIAFラボ 《Sculpture to be Seen from Space, Improvisation to be Heard from Space. 宇宙から見える彫刻、宇宙から聞こえる即興演奏》イメージ図
伊藤隆介《Realistic Virtuality (Field Watcher)》2014年
大友良英+青山泰知+伊藤隆之《without records – mot ver. 2015》 2015年  撮影:丸尾隆一
下段左から:
大黒淳一《ハルモニア》2012年
ナムジュン・パイク《K-567》1993年  写真提供:ワタリウム美術館
松井紫朗《Channel Ⅰ》 2006年 Photo: Volker Doehne

Information

開催日:

2017年8月6日[日曜日]-10月1日[日曜日]


休場日:
9月9日[土曜日]
※花火大会開催のため
開催時間:
10:00-17:00
(土曜日、8月11日[金曜日・祝日]、9月17日[日曜日]は19:00まで)
会場:
ガラスのピラミッドおよび園内
(その他札幌芸術の森、円山エリア、まちなかエリアなど)
料金:
[前売券(パスポート)]
一般:1500円
市民・道民:1200円(6月1日から1300円)
高校・大学生:700円
[当日券(パスポート)]
一般:2200円(団体1700円)
市民・道民:1800円(団体1700円)
高校・大学生:700円
[当日券(個別鑑賞チケット)]
500円(予定)
※中学生以下無料
※障害者手帳等をお持ちの方および介助者(1名)無料
※団体は20名以上
[チケット販売所および詳細]
http://siaf.jp/news/5041.html
主催:
札幌国際芸術祭実行委員会
札幌市
共催:
公益財団法人札幌市公園緑化協会
協力:
公益財団法人イサム・ノグチ日本財団
山口情報芸術センター[YCAM]
ワタリウム美術館
多摩美術大学
北海道大学創成研究機構
札幌市立大学
札幌大谷大学
気象庁札幌管区気象台
助成:

平成29年度 文化庁 文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業
一般財団法人地域創造
ニトリ北海道応援基金
台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
協賛:


お問い合わせ:
札幌国際芸術祭実行委員会 事務局
TEL: 011-211-2314
FAX:011-218-5154
info@siaf.jp

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