環境への取り組みENVIRONMENTAL INITIATIVES

住みやすい環境をつくる

環状グリーンベルトの拠点公園として

モエレ沼公園は、札幌の市街地を公園や緑地の帯で包み込もうという、「環状グリーンベルト構想」における北東部の拠点公園として計画されました。内陸部約100haの周りを取り囲むモエレ沼を含めた189haを公園区域とする、札幌市最大の総合公園です。

ゴミ処理場から緑豊かな公園へ

モエレ沼公園はゴミ処理場として用地を取得し、ゴミの埋め立て後に公園造成を行うという、土地の複合利用を行う事業として整備が始まりました。ゴミの搬入は1979年(昭和54年)から1990年(平成2年)まで続き、公共工事で発生した建築残土の有効利用により、内陸部全体に約270万tのゴミが埋め立てられました。1982年(昭和57年)からは、ゴミの埋め立てが終わった部分への盛土や植樹などの公園造成事業がスタートしました。

モエレ沼を洪水時のセーフティーネットに

札幌市の北部に広がる伏籠川流域は、低平地で過去には幾度も洪水被害を受けてきました。このため、モエレ沼も北海道開発局の伏古川総合治水事業の一環としてしゅんせつ工事が行われました。その結果、モエレ沼は192万tの一時雨水貯留池となり、周辺地区を洪水から守っています。

緑豊かな水郷公園として

モエレ沼は、平成元年度から禁猟区域となっており、オオハクチョウ、カモ類などの渡り鳥の飛来の見られる静かな水面が拡がっており、野鳥観察や魚釣りなどの身近な自然とのふれあいの場所として貴重な存在となっています。

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雪冷房システム

雪・風・太陽を利用した空調システム

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雪冷房システム1

雪冷房システム2

毎年3月に園内の雪を貯雪庫に搬入。
 
構造:鉄筋コンクリート造
延床面積:639㎡  高さ:5.3m
容積:3,160m³  貯雪量:約1,735t

ガラスのピラミッドは、高さ32m、底辺51mのピラミッド型アトリウムと、高さ20m、幅18×22.6mの付属建物からなります。 アトリウムは非整形で、2フロアで構成されており、その合計床面積は1,450㎡ともなる大きな空間です。

この空間は、冬には「ひだまり」となり快適な休息スペースとなりますが、夏には日射のため温室のような高温となります。 二酸化炭素の排出量を削減し、地球温暖化防止が求められる中、冷房を電気や化石エネルギーの消費だけに頼るわけにはいきません。 当施設では、外気、雪という自然の冷熱エネルギーの消費だけを有効に利用する空調システム(外気冷房、床吸熱、雪冷房)によりアトリウム内の快適さを確保しています。

また、冬期間にはアトリウム上部に滞留する熱を暖房システムに取り入れています。

◯ 雪冷房システム

雪は解けると冷水になります。この冷水を熱利用して冷房にするのが雪冷房です。公園内に積もった雪を断熱された雪貯蔵庫に蓄え、夏季(6月から9月)にガラスのピラミッドの館内を「熱交換冷水循環方式」で冷やします。

◯ 床吸熱

石貼りの床下に埋められている水のパイプで吸熱します。暖められた水は屋外の冷却塔で冷やして、また戻します。

◯ 外気冷房

自然の通風を利用した換気と、送風機を使った強制的な機械換気を併用した換気システムによる冷却方式です。夏でも気温が涼しいときには、優れた省エネルギ-効果を発揮します。

◯ 床暖房+太陽熱の利用

冬期には、日光で暖められた空気を循環送風機で一階に送って暖房に利用します。晴れた日には石を張った床に日射による熱が蓄えられて床暖房の補助となります。また、床下には温水を通して床暖房します。
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